162747543_3869938543091445_4111554149652307587_n
こちらは1576年にアルゼンチンで見つかった隕石でして自宅に飾ってあります。

今日はちょっと面白いことがあったのでこの隕石から名前の中にあるジオについてお話ししたいなと思います。

数日前、私と同じ苗字の女性からメッセージが突然来ました。
実は人生2回目のメッセージです。前回は大学にお勤めされている先生でした。

私の名前は日本でも少ないほうです。

ほとんど何らかの形で親戚だったりするほどなんです。

そこで私のご先祖のお話をさせてください。
私のご先祖は鹿児島県奄美大島に住んでいました。そこでご先祖は今とは違った苗字で生活していました。
今回は特に関係の深かった「平さん、祈さん、初さん」のお話です。
それぞれには意味があり、平和と平等を重んじる平さんと、主にクリスチャンが多い祈さん、島にもともと古くから住んでいた初さんです。

その昔、奄美大島には大きな隕石が降ってきました。そして人々はその場所を星でできた窪みと言って星窪と呼びました。
その場所は奄美クレーターと呼ばれ現在も確認できます。

item_153525_1出典ぐるたび
確かに言われてみればクレーターのような入り江です。

この隕石はこの島に大きな影響を与えたと思います。
冒頭の写真にある隕石はその種類を鉄質隕石といい、オクタヘドライトという鉄質隕石では一般的なものです。
このような隕石がこの規模で奄美に落ちたらきっとその土地は何かしらの影響を受けたでしょう。

奄美大島には大島紬という泥染め技法の織物があります。

どういうわけか他の島ではなく奄美大島にその織物はあります。
その独特の色を出すためには鉄分を多く含む土とシャリンバイ(車輪梅)という植物が必要です。
なぜ大島紬が生まれたのかどうやらこの隕石は関係していたんじゃないかなと私の夢は膨らむわけです。
ここからは私の仮説。大きな鉄質隕石はもしかするとこの土地の鉄分を変えてしまったかもしれません。2013年に奄美クレーターを調査したチームによると、勝手にできたとは思えない鉄の検出をしたそうです。
そういうことで大島紬は梅と星と人間の共同作品だったのだろうと考えるわけです。

大島紬がこの島を特別なものにしたように、星の影響を受けたことはほかにもあったでしょう。


そこで話は戻りますが私のご先祖です。

大正から昭和初めにかけて、正確なことはわかりませんが「1文字で書く名字を2文字に変更せよ」という役場からのお知らせが来たそうです。

そこで1文字だった平一族、祈一族、初一族はそのままでいる人と変更を選ぶ人とに分かれました。

そこで変更を選んだ人々は、昔、その村には星が降りその恩恵を受けて生きてきたことを思い「星が降った村」ということで「星村」という苗字にすることにしました。

今回突然私にメッセージをくれた女性も奄美クレーターの存在でこの苗字になったとおじいさんから聞いていたそうです。

名前の中には歴史と土地のストーリーが詰まっていて、たった数文字の漢字の中に壮大な物語があるのだろうと思います。

私は同じ苗字の方に会うと「私は初一族です。あなたは何ですか?」と尋ねることがあります。

彼女は「私は平です」と言われましたし、その前の大学の先生は「僕は祈です」とおっしゃいました。
そして「私たちは家族なんでしょうか?」と尋ねると「ええきっとそうだと思いますよ」とみんな言います。
奄美の独特な歴史から生まれた苗字はとってもジオパークです。

きっと日本人の名前はみんなそうなんだろうと思います。